旅行の目的のところで少し触れたが、今回は少し掘り下げてみた。日本でSIMロックフリーの携帯ルーターを2種類持っているので、これをシアトルにもって行き、地元のプリペイドデータ通信SIMで試してみようというのが、今回の旅行のテーマのひとつでもあった。
持って行ったのは、イーモバイル社のPoketWiFi(D25HW)とNTT東日本の光ポータブルPWR-100Dだ。いずれのルーターもキャリアの縛りがなく、いわゆるSIMフリーのルータである。
結論から言うと、今回上記の実験はできなかった。というか、しなくてもよかった、といったほうが正解もしれない。シアトルの街中では、どこでもWiFiが自由に使えてネットワーク接続には苦労しなかったのである。
シアトルでは、駅やショッピングセンターなど公共性が高く人が集まるところでは、必ずといっていいほど無料のWiFiアクセスポイントがあった。それに加えて、スターバックスやタリーズコーヒーなどカフェには必ずWiFiのアクセスポイントがあった。しかも、無料で。カフェは、ダウンタウンでいうと、100m間隔であるという印象なので、街中のほぼどこでもWiFiの電波を受信することができた。
私が泊まったシェラトン・シアトルの前には、シティ・センターという大きなビルがある。このビルの1階には私が知る限りでは、3軒のスターバックスの店舗が入っていた。なので、このビルの中にいる限り、どこでもWiFi通信を無料で行うことができた。
ちなみに、泊まったシェラトンホテルでは、インターネット通信は、有線でも無線でも24時間で約10ドルと、有料であった。わたしは、朝晩部屋でインターネットを使いたかったので、仕方なくこのサービスを利用したが、1階のロービーまで降りてくれば、隣のビルのスターバックスの電波が届くので無料で使えたのだ。なんとも、ちぐはぐの対応だろうか、さすがアメリカだなと思った。日本ではもっと細やかな対応を提供してくれるので、このような不公平はないと思う。
ただし、日本では、外資系のホテルを除くほとんどホテルが、有線であれ無線であれインターネット接続を無料で提供している。反対に、公共施設やカフェなどは、会員制の形で有料のWiFi接続サービスが提供されている。車のハンドルやおつりの数え方など、日本とアメリカは間逆になっていることが間々あるが、インターネット接続サービスの有料・無料も、間逆になっているとは知らなかった。
アメリカでプリペイドのデータ通信SIMを手に入れるには、まずプリペイドSIM用の携帯電話が必要である。これは、家電の量販店やスーパー、コンビニなどで安いもので15ドルくらいで入手することができる。まず、この電話を取得する必要がある。その後の手順は、付属しているプリペイドSIMを電話に登録するのではなく、持っていった無線ルーターへ登録し、購入したSIM会社のアクセスポイントへ接続することになる。
今回、息子が下宿している家の大家さんが、余っていた携帯電話を貸してくれたので、このプリペイド式の安い携帯電話を買うということも不要となってしまった。ま、15ドルくらいだから購入してもよかったのだけど、またの機会とした。どうせ、時間が経つにつれて安くてよいものが出るので、次の機会に新しいのを購入したほうがいいかなと思った。これも、データ通信実験をしなかった理由のひとつである。































